
「泣ける映画なら 泣いてやろうじゃねぇかぁ ホトトギス」
そんな勢いで“泣き”を求めて見てしまいました(爆)
案の定最後のシーンでは泣けましたよ…うっう(;_;)
あのシーンで小田さんの「言葉にできない」を流すなんて反則です!(笑)曲きくだけで泣けるんだからさ。
そしてもちろん“泣ける映画”ではあったけれどね…この作品がすごいのはそれだけにとどまらないところです。。
被害者家族はよくニュースなどでもとりあげられますが、
加害者側の家族にスポットをあてたものって、実はあんまり見たことないような気がします。
そういう立場に立った人がどんな気持ちで暮らしているか、そこまで考えたことがありませんでしたね。
この映画は私にとっては、思いもよらないことをつきつけられ、見せられ、けっこうショッキングなものでした。
主人公は“殺人者の弟”としてどこに行ってもいわれのない差別を受ける。。
肩身の狭い生活を余儀なくされ、次第に誰にも心を開かなくなっていく。。
映画の中で、実は主人公のまわりには理解しようとしてくれる人がいるんですがね。でもその人に対しても心を閉ざしてしまうんです。。。
その姿を逃げてばかりの弱い人とも捉えられるけれども、
そういう風にかえてしまったのは間違いなく兄の存在のせいで…。
周囲と打ち解けたくてもそうもいかない。気をゆるしたらまたひどい目に遭うのでは……。臆病になり、常に諦めがつきまとう。それならだんだんと心も閉ざして冷たく凝り固まってしまいますよね。
きっと私たちの想像以上に辛いことを体験してきたのだと思います。
もし自分の身の回りに犯罪者の家族が住んでいるとして…はたして私は普通に接することができるのかと
考えてしまいました。
やはり“負”の要素に近い人からは離れたいし、あまり関わりたくないと心のどこかでは思ってしまうんだろうな…。
そういう悪いことの噂が広がるのは早いし、多くの人が差別する中、ひとりだけ関わりをもつのは…。
いじめの心理と同じですね。。
いじめに“関わりたくない”という人の存在が、さらにいじめを発覚しにくく、なくしにくくしているのです。。
嫌だなあ…。
社長??会長??さんの言葉にはえらくどきっとさせられました。現実の厳しさを肯定してそれでも力強く生きるようアドバイスしていましたね。
大きな大きな社会の考え方をかえようとするのは無理ですから、その中でどう生きるかが大事なのですね。
様々なことを考えさせられて衝撃的な今作。
社会派ドラマだし、泣けるし、良い映画だとは思いますが…好きか嫌いかといわれるとあまり好きな作品ではありませんね…(汗)
つっこみたいことたくさんあります…。
…が、あえてここでは言いません。。この映画の伝えたかったことは、そういうことではないから。おっきな問題をとりあげて、実際にそのようなことがあると投げたことはとても素晴らしいと思いますしね。
私もいつ、どういう立場になるかわかりませんが…。
そう考えるとみんなあやふやな世界に生きているように思えて
なんだか恐いです。